タカ

ショッカーのタカのレビュー・感想・評価

ショッカー(1989年製作の映画)
3.4
「視聴者参加型番組なんてクソね」

たしかに殺人鬼がお茶の間にお邪魔する視聴者参加型番組はいやだ
ヨネスケのように晩ご飯を食すために突撃するくらいならいいけど、マイホームで突然乱闘されてしまっては困っちゃう
テレビ番組内を横断するツルツル強面おっさんとスポーツマン男子
映画、ドラマ、バラエティ、ニュース
どんなジャンルの番組にもお邪魔しちゃう
左から右へ、上から下へ
後半のこの演出が斬新で面白い❗️
そこまでの展開が間延びして若干退屈になっていたので、良かった

予知夢を見て殺人鬼を追う
何なら夢の中で対峙する
ウェス・クレイブンだから漂う『エルム街の悪夢』臭
主人公が殺人鬼を追い詰めるための能力なので、真反対ではあるけれど…
でも最低限は能力の説明が欲しかった
なぜその能力が備わったのか?
どんなルールで発動するのか?
ちょっと眠ったらいつのまにか殺人鬼と対峙できるようになっていたので、こちらは戸惑う
電気と一体化するところの儀式や
たびたび登場する彼女の霊
その辺の雑さは笑ってくれ!ということなのかな

『デビルジャンク』と被る内容
電気椅子での死刑執行によってパワーを得るという類似性
しかもどちらも1989年の映画って
そういう当時プロット流行ってたのか?
食い合わなかったのか疑問
あっちのグロさとかシリアスな感じの方が個人的には好みだった

後半グンっと目が離せなくなる印象なので
ぜひとも途中で投げ出さないようにしてほしい
タカ

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