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沈黙の追撃の群青のレビュー・感想・評価

沈黙の追撃(2005年製作の映画)
1.7
セガール出演24作目。


あらすじ
敵地の捕虜を救出するという任務を負わされた囚人セガールはアメリカ軍と共に敵地へ向かう。しかし捕虜もまたマインドコントロールされていた!

今回のセガールは元海軍エリート。映画スタート時は訳あって収容されておりました。その経緯が映画に関係ないのがセガール作品らしい。セガールの背景を今更描写したところでキャラクター性が変わるわけでもないのに。普通に潜入した、という体でいいのに付け加えられるのが面白い。しかし他のセガール出演映画ならその経緯すら劇中に入れて90分中の30分を食うが今作はそれをセリフでまとめてるのでその分だけは良かった。


セガール率いるプロのスキルを持った囚人たちを集めて任務に臨む!というプロットはまさに、セガール版スーサイド・スクワッドだ!笑


アクションはセガール作品の中では少なめ。序盤とラストにドンパチあるくらい。マインドコントロールが題材なので政治や金が絡んだサスペンス風味となっている。しかしセガールが出ている以上アクションを期待するのが普通だ。今更セガールがサスペンスをやったところで固まったイメージを崩すのは容易ではない。そしてそのイメージは全く崩せなかった。微妙なクオリティ。カメラワークも脚本も全然。

しかもオペラの裏で繰り広げられるというちょっとクールな展開もあるが、雰囲気はM:Iローグ・ネイションに遠く及ばない。ちょっと頑張っているくらい。セガールではない若手にやらせたらまだ印象違うのに笑

面白いのが対戦車のシーン。セガールが単独で戦車を倒す。人が入っているところに手榴弾を入れるのだ。MGSのスネークみたい!中の人の繋がりか?と穿って考えたり笑

ちなみに厨房での戦闘がある。久しぶりにセガールin厨房を観たぜ…


それにしてもCGがしょっぼい!なんじゃこりゃって感じだ!マインドコントロールの描写とかこれ何とかならんかったのかっていうCG。

ダメ出しを結構したが、ラストがセガールにはなかなかない後味になっておりそこだけ評価。まあお約束っちゃお約束だけど笑


ラストはセガールにはなかなかない後味ですよ
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