Yukiko

スーパーマンのYukikoのレビュー・感想・評価

スーパーマン(1978年製作の映画)
4.1
2022年10月10日   NHKBS放送
『スーパーマン』  1978年アメリカ制作
監督、リチャード・ドナー。
他の監督作品に『陰謀のセオリー』『グーニーズ』
『リーサル・ウェポン』シリーズ、『オーメン』がある。

惑星クリプトン。
化学者ジョー・エル(マーロン・ブランド)は、惑星
クリプトンに危機が迫っていると警告し、息子カル=エルを
惑星外へと脱出させる。
地球。3歳になったカル=エルは、地球へ到達、宇宙船は
着陸する。
そこへ、ケント夫妻の車が通り、カル=エルを救い出し、
彼らの子供クラークと名付けて育てる。
クラークの父(グレン・フォード)が亡くなり、家の
地下から宇宙船の残骸を見つけ、クリスタルを見つける。
そのクリスタルに導かれ、クラークは家を出る。
そして、12年後。メトロポリス。
クラーク(クリストファー・リーヴ)はデイリー・
プラネット新聞社で働く。
同僚にロイス(マーゴット・キダー)がいる。


もう何度も見た『スーパーマン』。
テレビで放映されたので、なんとなく観ていたら、
そのまま夢中になって魅入る。

クラークが学生時代、列車と競争するように走っていた場面、
その列車に、幼い子供のロイスが両親と乗っていたのね。
クラークが列車より速く走っていると気付いたのはロイス
だけ。

何度観ても、夜空を二人で飛ぶシーンは凄くいい💛
ロイスが両手を伸ばして飛ぶ場面は、そんなことができたら
いいな…と羨ましい。

ロイスが死んだ!?場面はせつない。初めての恋。
クラークの気持ちを考えると・・・
地球の歴史を変えてでも、ロイスに生き返って欲しい!
その気持ちがぐんぐんと伝わってきて、この映画の
クライマックスだ。

ところで、この映画を観終わった後、クリストファー・リープ
さんのことを調べると、2004年に52歳でお亡くなりに
なっていた。
そして、生前、乗馬中に落馬、車椅子生活だったことを知る。

それでも、俳優業を続けるだけでなく、身体の麻痺の人々の
為に施設を開設したり、HIV感染者の映画の監督を務めたりと
活発に行動をしている。

そして、インタビューで「ヒーローとは?」の問いに、
「どんな障害にあっても努力を惜しまず、耐え抜く強さを身に
つけていったごく普通の人」と答えている。
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