Murder isn’t always a crime.
ブルース・ベレスフォード監督、トミー・リー・ジョーンズ、アシュレイ・ジャッド主演によるサスペンス。
夫殺しの罪を着せられた主人公リビーが、保護観察下である仮出所中に息子を取り戻そうとする姿を描く。
主人公となるリビーをジャッド、彼女の保護観察官をジョーンズ、リビーの夫をブルース・グリーンウッドが演じており、物語はほぼこの三人で展開、クレジットの順番は知名度のせいかジョーンズがトップとなっているが、事実上主役はジャッドと言っても過言ではない。
アメリカ合衆国憲法修正第五条に定められている「二重処罰の禁止」からタイトルは来ており、リビーがそれを盾に行動していくものの、その事自体はあまり物語に絡んで来ず、リビーがいかに真犯人を追い詰めていくかに焦点が絞られているため、特段展開に捻りはなく、ほぼ一本道。
そんな中、犯人を追うリビーと、そのリビーを追う観察官とのスリリングな攻防が見どころの一つ。
時折アクションが挿入され、安定した面白さを誇る一作。
海賊の一団か、エイリアンか。
