このレビューはネタバレを含みます
夫殺しの容疑をかけられてしまう妻の話。
ある日、突然パートナーが失踪し、殺人の容疑をかけられる…という展開は『ゴーン・ガール』を想起させられるところ。
夫の名前がどちらもニックなので、影響を受けてたりするんですかね?
案の定、夫が死を偽装した事が分かるわけですが、そこからは夫の居場所を探る、普通のサスペンス映画になってしまった印象。
女版『ゴーン・ガール』な展開を期待していたので、ちょっと残念ではありました。
1999年という時代もあってか、個人情報がダダ漏れだったり、死の偽装までした夫が金持ちとして普通に暮らしていたりと、なかなかツッコミどころも多くて。
個人的には、妻に殺人の罪まで擦り付ける夫の動機が気になったのですが、特に妻に恨みもなく、ただの不運だった事が分かって、脱力しちゃいましたよ。
でもまぁ、この手の映画にしては、女性が主人公というのは珍しいし、トミー・リー・ジョーンズがいつもの人情のある親父を演じているので、それなりに見応えはあったかなと。
ラストもスッキリする結末で、B級ジャンル映画として見る分には楽しめる作品でしょう。