記憶を失った男ジェイソン・ボーン。
ボーンシリーズ3部作にして最終章。
物語は前作「スプレマシー」の直後から始まり、ついにジェイソン・ボーン誕生の謎が明かされる。
まさに完結編にふさわしい素晴らしすぎる展開でボーンシリーズは３作品で１つの大きな作品であったことが上手くまとめられています。
シリーズの持ち味であるスピーディーな肉弾戦とカーチェイスは、今作ではさらにパワーアップしていて、観客はボーンと共に誕生の秘密を徐々に解明していく展開。
今回も健在のボーンの洞察力と的確な指示で、自分は動かなくても他人をまるで自分のように動かしてCIA局員を欺いていく。
パメラに「疲れた顔してる」と言って電話を切るシーンをまさか今作でも見れるなんて！痺れましたね笑。
殺し屋との一騎討ちはハードカバーの本を武器に使ったり、カミソリ相手にタオルで対抗したり、とっさにみつけたスプレー缶を起爆剤にして警察官の追手を欺いたりとスピーディーかつ迅速な対処の仕方はもうシリーズ続けてもずっと見ていたい。
キャストもシリーズ通して同じ人たちが出て活躍してくれるので本当に見やすいし、パメラが今作でもボーンの良き理解者として、自分の仕事をやり遂げるなんて最高じゃないですか。
ラストシーンのニュース映像をみたニッキーのニヤリとするシーンでは、多分誰もが同じようにニヤリとしてしまったのではないでしょうか。
「アイデンティティ」で水上で記憶をなくしたジェイソン・ボーン。しかし今作では、場所は違えど、水上で完全に記憶を取り戻し幕を閉じるとゆう3部作の最終章にして最高の終わり方をしてくれたので、ニヤニヤせずにはいられないですね！！！
