y

紙の花のyのレビュー・感想・評価

紙の花(1959年製作の映画)
4.0
グル・ダットの遺作であり、インドの「映画」映画。ミュージカル演出が挟まれ、派手な踊りこそないものの、現代インド映画に通ずる確からしさがある作品だった。歌に乗せて、ベテラン映画監督と彼が見出した新鋭女優のロマンスを描く。
互いの特殊な家庭環境も手助けし、惹かれ合う2人を「人生の外側の人々」が邪魔をする。そんな現実と対比するような、光が差し込む二人きりの撮影所シーンが最高だった。光を放つカメラが大量にオーバーラップする変な演出がクセになる。。「紙の花」、タイトルの理由が最後に分かる。
y

y