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ディパーテッドのfuoのネタバレレビュー・内容・結末

ディパーテッド(2006年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

警察のスパイとマフィアのスパイに焦点を当て、その抗争が描かれた一作。『インファナル・アフェア』シリーズのリメイク作。

鑑賞後の後味が強烈でした…。久しぶりに味わった余韻で、何ともいえない気持ちにさせられました。

緊迫感とスピード感のある展開、複雑で信用できない人間模様、行き着く結末が素晴らしかったです。最後までハラハラさせられるので、食い入るように鑑賞してしまいました。

リメイクということを踏まえても脚本が素晴らしいですね。この構成と結末だからこそ得られる充足感があるように思えました。また、ネットの解説を読み漁ることで細やかな演出が散りばめられていることに気づかされました。

また、ウィリアム・コスティガン(レオナルド・ディカプリオ)とコリン・サリバン(マット・デイモン)の人物像も作り込まれていて良かったです。二人の違いが後々、影響するような展開も印象に残りました。

いつ殺されてもおかしくない過酷な環境の中で、何年も孤独に闘い続けたウィリアムには頭が下がりますね。
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