kazu1961

ディパーテッドのkazu1961のレビュー・感想・評価

ディパーテッド(2006年製作の映画)
4.2
「ディパーテッド」
原題「The Departed」
2007/1/20公開 アメリカ作品 2018-067
アカデミー賞作品賞再鑑賞シリーズ
2007年第79回 アカデミー賞作品賞

さすが、マーティン・スコセッシ。「本家」にオマージュを捧げつつ、しっかり「スコセッシ作品」に仕上げているあたりは、さすがだなと思いますね。
しかしながら、「インファイナル」に比べて本作のほうが分かりやすく仕上がってはいますが、個人的にはやはり独特の仏教的世界観と哀しさに満ちている「インファイナル」の方がやはり好きですね。
ある意味、米国・ボストンを舞台とし、マーティン・スコセッシ流の乾いた映像が折り重なる本作は、全く違う映画として観た方が良いかと思います。
あと、「インファイナル」ではアンディ・ラウとトニー・レオンの二人がじっくりとクローズアップされてるのに対して、レオナルド・ディカプリオとマット・デイモンの二人以外にジャック・ニコルソン、マーク・ウォールバーグ、マーティン・シーンなど大物俳優がそれぞれの存在感を放っています。特にジャック・ニコルソンの存在感は主人公二人より突き抜けてるかもしれません(笑)。
まあ両方見比べるのが一番良いかと。
それぞれ、愛すべき作品の一本です。

「タクシードライバー」「グッドフェローズ」の巨匠マーティン・スコセッシ監督が、香港映画の傑作「インファナル・アフェア」(02)を米・ボストンに舞台を置き換えてリメイク。第79回アカデミー賞で作品賞ほか、スコセッシ自身初となる監督賞も受賞した。主演は「ギャング・オブ・ニューヨーク」「アビエイター」に続いてのスコセッシ作品となったレオナルド・ディカプリオとマット・デイモン。共演にジャック・ニコルソン、マーク・ウォールバーグら。
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