みかん

ディパーテッドのみかんのレビュー・感想・評価

ディパーテッド(2006年製作の映画)
4.0
香港映画『インファナル・アフェア』のハリウッドリメイク版。

キャストがレオナルド・ディカプリオとマット・デイモン、さらにジャック・ニコルソンなどとにかく豪華。

オリジナルのシナリオが素晴らしいから、キャストの布陣に全力の気合いが感じられますw

『インファナル・アフェア』から先に観てあらすじ知っていたので、違いを楽しみながらの鑑賞。

それでも、この緻密でスリリングなサスペンスとアツいヒューマンドラマにはぐいぐい引き込まれて、釘付けになっていきました。

オリジナルのキーポイントは残しながら、舞台をアメリカボストンのマフィアの支配する暗黒街に移し、人種差別問題にも踏み込んで描き切ったマーティン・スコセッシ監督は流石でお見事。オスカー受賞も納得です。

結末も、オリジナルとは違い一筋の救いがあるのでそこは余韻の重苦しさが変わりました。

好みが分かれるとこだと思いますが、どちらもそれぞれのテーマを貫いていて楽しめることは確か。

サスペンス好きなら観て損はない名作だと思います。


★犯罪者の一族に生まれたビリーは、自らの生い立ちと決別するため警察官を志し、警察学校へ入る。

一方、マフィアのボスに子供の頃から腹心の弟子として育てられたコリンは、警察へのスパイとなるため、ボスの指示で警察学校へ入る。

同じ警察学校で、それぞれ優秀な成績を修めて卒業した2人。

ビリーはその優秀さを見込まれて、マフィアへ潜入捜査官として送り込まれる。

コリンは順調に出世し、エリート警察官となってマフィアのスパイ活動をする。

やがてお互いの組織にスパイがいると判明し、それぞれの立場でスパイを探すよう命じられる2人。

果たして、2人の運命は、、?
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