アンタレス

ディパーテッドのアンタレスのレビュー・感想・評価

ディパーテッド(2006年製作の映画)
3.7
ボストン南部の犯罪多発地域を牛耳る組織のリーダー、コステロ(ジャック・ニコルソン)は、州警察の動向を探るため、スパイを送り込む。コステロに幼少期から面倒を見てもらっていたサリバン(マット・デイモン)は優秀な働きで州警察の幹部となりスパイの役目を果たしている。
そして、州警察も組織を叩くためスパイを放つ。南部で生まれ、育ちが悪いが優秀な刑事、ビリー(レオナルド・ディカプリオ)もまた、信頼を集め組織の中枢へと潜り込んだ。
複雑に絡まり合う思惑に翻弄されながらも暗躍する二人。加速する情報戦は、もはや誰にも止められない。


『インファナル・アフェア』のリメイク作品であり、アカデミー賞を4部門受賞している大作。
「残念なリメイク」として挙げられることもあるらしい今作、幸いというべきかリメイク元のインファナル・アフェアは未観賞である。
どこが残念なのか元を観ていないが、この作品自体はかなり良くできていたと思う。
俳優陣の熱演も、息をつかせず二転三転する演出も凄まじい完成度だと感じた。
残念なリメイクと聞いた割には良作だと感じたので、元のインファナル・アフェアを観賞した上で再度観賞してみたいと思う。
アンタレス

アンタレス