きょう

ファイト・クラブのきょうのレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
5.0
『映画史上に残るラストシーン』

見た人が多いかもしれませんが内容にはあまり触れたくありません。
後半で感想を書きますね!ほんとに言葉に変えるのが難しかったのでぐちゃぐちゃかも知れませんが(;▽;)
ぜひ良ければ見てください。笑
自分はずいぶんと前に観たのですがそれから何度か観てやっと自分なりに解釈出来たので再度レビューします(;_;)

こここら感想。。ネタバレ注意。。







これは誰にでも当てはまる1人の人間の話です。主人公のエドワードノートンの役は『ナレーター』となっていますしね。本当に当てはまると思います。

自分はよく出来れば嫌な時間や苦手な人と関わる時を無意識のうちに誰かが片付けてくれないかなと考えたりします(笑)
難しいですが要するに自分の手を汚さずにして理想の自分や社会に変えることが出来ればいいのにというバカげた想像です(笑)

この映画の主人公のエドワードノートンもそんな人間の1人でした。言いたいけど言えない。自分にも自信なんか持てないし上司に歯向かったりするのなんてとんでもない。
そんな彼もブラットピット(タイラー)という理想の人間像を想像しました。

『ほんとだったらこう言ってやりたい』
『ほんとだったらこんな事がしたい』

それをタイラーに重ねていました。そしてそのタイラーは全てを叶えていきエドワードノートンもそれに浸っていました。頭の中で。
ですがそれは次第に自分の本来の行動に影響されてきます。エドワードノートンは徐々にタイラーという理想像に近づいていきます。

その成長というか主人公の性格の変化というのにやっと自分なりの解釈が生まれました( ̄▽ ̄;)
物事一つ一つやるかやらないか。
変わるのは自分次第。
これが自分が感じ取ったメッセージです。
この主人公は悪い方向にいきましたが、どんな人間も変わる事が出来るんだというメッセージなのではないのかなと思います。
思った事を口に出す!これがまさしく主人公で言うタイラー。ですが、やはりそこは我慢しなければならない時もありその二つの感情のバランスが大事なんですね。

ラストシーンは初めて二つの人格が重なり合う何とも言えない瞬間でした。
それも束の間ビルは崩壊するという本当に悲しいものでした。

人格が一つしかない私はどうしても全てが1人の自分に返ってきて恐くて理想像に近づく事は難しいです。でも、この映画のメッセージを感じられたので考え方が変わった気がします。
なりたい自分になる事が出来るのは自分だけということですね。
きょう

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