ちょっとしたアクションものくらいのノリで見始めた映画、全然違いました。
ただの暴力的な映画と捉えることも出来るかもしれないけど、すごく考えさせられる映画。
ごく普通に生きてきて、普通の職に就き、ブランドものの家具を買うのが趣味の不眠症に悩まされる主人公。
そんなごく普通の男が、飛行機で不思議な男に出会う。飛行機で出会ったタイラーは、正反対でぶっ飛んでてカリスマ性の持ち主。
色々あって、一緒に住むことになり、ファイトクラブをやり始める。そのクラブに現れるのは、ほとんどが普通の人。昼間の生活に生きた心地がせず、苦痛を得ることで「生」を感じようとする人たち。リストカットをする人たちと同じような心理。
実際の自分と理想の自分。
どこかに理想の自分がいて、心のどこかでその理想の自分に憧れながらいきている。
目をつぶりたいと思いながらも、しっかりと見ておかなくてはと思わされる映画。人間の本質というものを突きつけられる。
タイラーの正体、全く予想がつかなかった。なんかやられた感じ。