白波

ファイト・クラブの白波のレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
4.3
プライム・ビデオ鑑賞
少し前「ファイトクラブレディズ」を観たので、思い出したように久々の鑑賞。
ど頭からとにかく格好良い。
細かく寝られた脚本。そこに散りばめられた伏線に刺激的なサブリミナルなど、とにかく魅力が詰まった作品作り。
そしてこの仕込み、鑑賞二度目だと色々見えてくるから面白いです。
「セブン」の成功もあり公開当時かなり話題だった作品で、何よりブラッドピットが爆発的人気だった頃じゃ無いでしょうか?
この時期は本当に色気がすごく、どんな服着ててもヒゲが生えてても坊主でもとにかく格好良いですよね。
逆にブルースリーごっこは可愛い。しかもこれ、アドリブだというからさらに可愛いw本当好きなんですね。
そして真逆な位置を演じるエドワードノートンは、その演技力もあって違った色気がありました。
とにかく先が見えない、どこに立っているのか分からない物語は、終始のめり込むよう。
エンドロールではちゃんと悪戯されていて、何とも気が利いた演出です。
ひたすら物質に囚われ、消費を繰り返す社会に向けた、何とも皮肉めいたそれでいて爽快なラスト。
今観ても実に面白い作品でした。
白波

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