ねぎおSTOPWAR

ファイト・クラブのねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
2.7
男たちがファイトすることで何か生物としての生きる実感を得ていくのは、その通りだと思う。その感覚知っている。そのあたりは共感しながら観ていた。社会で生きる中で鬱屈するものをぶつけ、吐き出し、また社会に立ち向かう人々。

でも、あの廃墟に皆が集い「騒乱計画」が始まったあたりから私はダメでした。家族や社会との断絶を迫り、集団でひとつの目的に突き進む・・これって破壊行為に向かった過去の新興宗教団体やテロリストでしょ。地下鉄サリン、9.11やいろんなテロを想起させ、とてもじゃないけど観ていられませんでした。

もちろん作品に関わった方々にそんな意図はないのでしょうが、私にとって名作ではありません。
「セブン」もダメでした。相性が悪いようです。