あざらし

ファイト・クラブのあざらしのレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
4.8
「人は聞く。
タイラーを知っているか?」

口に銃を突きつけられている若者。
銃を撃つまでのカウントがなされます。

騒乱計画の爆破委員会が、12のビルに爆弾を仕掛けました。
あと2分で起動装置が作動します。

自分は、不眠症でした。ひょんなことからがん患者や難病の会に参加することになり、そこに癒されていましたが、ある日、マーラという女性が参加してくることから、癒されなくなって来ました。

セブンのデヴィッド・フィンチャー監督✖︎ブラット・ピット✖︎エドワード・ノートン主演作品です。

ストーリーが斬新で、しかし分かりやすく、独特な感性で描かれているのに、共感してしまう、この映画はなんでしょう。

この映画は上映当時より、年数が経ってからの方が評価は高いと思います。
それは、映画の歴史的にそうなったのではないかと感じます。なぜなら、当時はこの映画のようなオチが多かったからでしょう。

現代で観るから、この映画は感情を揺さぶられるし、ストーリーをどんでん返しに感じるのではないでしょうか。

私もずいぶん経ってから、この映画を一番好きだと評する人がいるのに頷けるようになりました。好きなのは男性に多いようですが。

デヴィッド・フィンチャー監督の天才的な才能を思わせられる映画であるのは間違いないと思います。

「血にまみれることの爽快さ。」

…サブリミナル効果に挿入されているワンシーンを観たくて、きっと、あなたは一時停止をするはず。
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