朝田

ファイト・クラブの朝田のレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
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フィンチャーの持っている手数をすべてさらけ出したような、サブリミナルやCGを駆使した目まぐるしい映像トリックに衝撃を受けて、自分が映画にのめり込むきっかけを作った大切な作品のひとつ。過剰な映像表現がノートンの脳内イメージであると同時に当時の混乱した時代感の描写にもなっているのは、改めて見事だなと思う。既存のシステムを破壊しようとする男の話は、フィンチャーの後の傑作「ソーシャル・ネットワーク」に受け継がれていく。
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