自分だけの秘密があることで、やってられない日常が急に鮮やかに映ることがあります。主人公にとってのそれがファイトクラブなのであります。
主人公たちがファイトクラブで決闘している様を観ると、格闘技を観るときの興奮よりさらに原始的な感情が湧き上がります。
それだけでも十分面白いのですが、この映画の醍醐味はやはり、どんどん異様さを増していって最後に急展開を迎える秀逸なプロットでしょう！どうしたってもう一度最初から観直したくなります。
まぁ冷静になるとちょっと話の筋に無理があるかなと思うこともないですが、そこは疾走感のある迫真の映像でカバーしています。
さすがデイビッドフィンチャー。他の作品も全部チェックしようと思いました。
