yochinoir

ファイト・クラブのyochinoirのネタバレレビュー・内容・結末

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

20年前の公開時にも観たので2回目。
ようやく映画の主題を理解したような気がする。

仕事に忙殺されつつも、生活を守れる収入があり、IKEAの家具を揃え、そこそこのブランドの洋服や靴、バッグを揃えて満足している不眠症の主人公。
まさに消費社会に消費されている現代人的キャラクター。
ここまでではないけど、私自身こんな感じかもなと思わされる。

そんな中で出会ったタイラーによって、2人で作ったファイトクラブで痛みと苦しみをリアルに感じる生活を送りながら、会社の上司との問題や自分自身の問題(心の叫びや葛藤や迷い、惰性で生きている感)を解放して、本当の自分を出していく。

心にじんわり効く映画とは全然違くて、暴力的に、現状に満足するな、一度自分を壊さないと何も変わらないぞ、今過ごしているリアルは本当に求めているリアルなのかって言われている感じ。

ラストシーンにはサブリミナル的にアレがうつってるらしいけと、まさに男の世界の話かもなー。
といいつつ、女の私もはっとさせられた。

いまの自分はいままでの経験や出会いで築いてきたものだけど、私もこれで満足してるのかな。
満足できていないのに、満足しているふりをして消費社会に消費されているんじゃないのかな。

私の中にもタイラーが現れて、一度自分を壊すとしたらなにをどうやって壊し、私は何を残すんだろう。