MASAYA

ファイト・クラブのMASAYAのレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
4.0
【ガソリンと冷凍オレンジ・ジュースでナパーム弾を作れる】

4年前の初見時は大したことないなという印象だったが、再見してみるとめちゃくちゃ面白かった。

結末どうこうではなくて、過程が素晴らしい。積み重ねがあるからこそラストの倒壊でカタルシスを感じる。

『ベンジャミン・バトン』でも見られるような、フィンチャーらしい独白形式の語り調にいつのまにか引き込まれていた。このファイト・クラブの世界観にずっと溺れていたい。

~以下好きだったセリフ~

「中にはすべて入ってた
CKのシャツ
DNKYの靴
アルマーニのタイ」

「お前は“物”に支配されている」

「有名人と闘うなら?」
「生きてる奴?」
「死んだ奴でもいい」
「ヘミングウェイ」
「お前は?」
「ウイリアム・シャトナーだな」

「歴史上の人物なら?」
「ガンジー」
「いいね」
「君は?」
「リンカーン」

「ワークアウトは自慰行為だ。男は自己破壊を」

「コンドームはガラスの靴ではなく今は相手にはかせる時代よ。一晩踊ったら後は“ポイ!”と捨てる」

「グリセリンをすくって硝酸を。ニトログリセリンができる。硝酸ナトリウムとおがくずを足すとダイナマイト。石けんがダイナマイトになる」

「痛みや犠牲なくして、俺たちは何も手に入れることはない。最初のスペースモンキーみたいにな」

「あなたは悪運の神よ」

「出会いのタイミングが悪かったんだ」
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