ShoSaito

ファイト・クラブのShoSaitoのレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
4.7

不眠症。
会合。
タイラー・ダーデン。
ファイトクラブ。
マーラ。
人の脂肪石鹸。
灰汁で焼ける手。
宿題という名のいたずら。
スペース・モンキー。
メイヘム計画。
ボブ・ポールセン。
拡がるファイトクラブ。
消えたタイラー・ダーデン。


ルールその1
“この結末は決して口外するな”



オープニングから『ファイトクラブ』の
世界に誘われ、血がたぎる。

役名がなく、いつも気怠さを感じさせるが
軽快な語り口のエドワード・ノートンに、
ユーモアとカリスマ性が溢れ出るように魅力的な
タイラー・ダーデン役のブラッド・ピット。

この二人が出ているだけで画は持つのだが、
そこにフィンチャーのダークかつスタイリッシュ
な画作りが相乗効果を発揮し加速させるのだから
もう堪らない。

この頃のブラピには、ひとりの男として
本当に憧れた。

バランス良く鍛え抜かれた肉体に力強く響く声。
柄物のシャツに赤い革ジャン。

もしかすると、ブラピの男臭い魅力を最も
感じられるのは本作かもしれない。

いや、執拗なサブリミナル効果によるものか?笑




以下、余談。

Blu-rayソフト版のTOPメニューの遊びも
面白い。
ディスクを入れて現れるのは、本作と同じく
1999年の作品、ドリュー・バリモア主演
『25年目のキス』のパッケージ。

なぜかと思っていたら本編にも映画雑誌の表紙に彼女がいた。

危うく騙されそうになった。笑
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