間接照明

幸福の条件の間接照明のレビュー・感想・評価

幸福の条件(1993年製作の映画)
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「ねえ愛ってお金で買えないの?」
「つまり君達は愛はお金に勝ると言いたいんだね?」
「奥さん100万ドルでどう?真面目に。」

当たり前を当たり前と信じて疑わない夫婦に投げられた一石が、徐々に大きな波紋を生み、夫婦間に波風をたてていく。

価値観とか優先順位とか、人間って迷いと判断の連続だよなあと俯瞰してしまう。

自分の大切な人を一度でも失ってしまえば、もうその後愛せる自信はない。でも愛があれば苦難も乗り越えられる。愛情って強かったり弱くなったり不確かなものだよなあと、誰にでも感じられるテーマなのかなあ。


デヴィッドは確かに格好悪いけれど、キャストとしても素直に感情を表現出来るところは羨ましいなと思う。ロバートがイケメン過ぎて、言葉の使い方がうますぎて、見入ってしまう。ダイアナの方がなんだか強かった気がするけれど、強がっていた気もするなあ。それが人間的だなあって。
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