ちょりそ

悪人のちょりそのレビュー・感想・評価

悪人(2010年製作の映画)
4.2
「告白」以来の良いサスペンス映画だった

BGMも久石譲で良かった

ストーリーもよく出来てた、ドラマ化したら毎週見ちゃうレベル

主人公の深津絵里とつまぶきさとしよりも脇役の柄本明と樹木希林の演技が素晴らしい
さすが名俳優

終盤あたりの柄本明のセリフがグサッときた
「今の世の中、大切な人が居らん人間が多すぎる。自分には失うものがないと思って強くなった気でおる。それで自分が余裕がある人間と思い腐って、(大切な人を)失ったり欲しがったりする人を馬鹿にした目で眺めとる。それじゃ駄目とよ、それじゃ人間は駄目とよ」
まさに俺でございます すみません柄本さん

マスゴミに追いかけられたり親戚からぼろくそ言われたりして満身創痍の樹木希林を見て、「あんたが悪か訳じゃなか、しっかりせんといかんよ!」と喝を入れたバスの運転手にMVPあげたい
そのバスが行ったあとに深々とお辞儀をするシーンの樹木希林の背中がとても印象的
あれがプロは背中で演技をするってやつですね分かります

終盤あたり良いシーン多かったなぁ
ちょりそ

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