ねぎおSTOPWAR

悪人のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

悪人(2010年製作の映画)
4.0
李相日監督 作品・・ 「流浪の月」「怒り」
そして「悪人」をみて、今作が一番ストレートだと感じました。
理不尽と純愛。

<世間的に見た悪人>
そして<法的な悪人>
でも本当の悪人って別だったりするのが人間界。

本当の悪人は代償を払うことから逃げ果せる世の中・・この理不尽、途轍もない矛盾をいつも感じます。じゃなかったら、ラストの妻夫木くんの涙って何??
憤ります。



「平和な日本で良かった」とよく耳にします。
戦争や内戦がないだけで、それは平和なんでしょうか・・。
バスの運転手さんのような街に根差した人間の優しさが心に沁みるうちは、冷たい社会があるってことかしら?