kafuka

悪人のkafukaのレビュー・感想・評価

悪人(2010年製作の映画)
3.3
誰が「悪人」なのか、
そもそも山に置き去りにした大学生。
殺人犯の家族を執拗に追いかけるマスコミ。
おばあちゃんを騙して金を奪い取る詐欺師
どいつもこいつも世の中悪人ばかりな気がする。
一方で主人公の2人はとってもピュアに感じる。
「ただ一緒にいたいだけ」
だから観てるこっちも混乱する。
そして最後のシーンで事件現場に花を手向けにきた親族を見ながら、「当然人を殺したから悪い人なんですよ」と言われてその混乱が解ける。
観ててそんな臨場感もあり良い映画でした。

大切な人、幸せを願っている人が多く居る事は失う怖さもあるが、それが「善人」で居られる事なのかもしれない。

「楽園」に期待
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