誰が「悪人」なのか、
そもそも山に置き去りにした大学生。
殺人犯の家族を執拗に追いかけるマスコミ。
おばあちゃんを騙して金を奪い取る詐欺師
どいつもこいつも世の中悪人ばかりな気がする。
一方で主人公の2人はとってもピュアに感じる。
「ただ一緒にいたいだけ」
だから観てるこっちも混乱する。
そして最後のシーンで事件現場に花を手向けにきた親族を見ながら、「当然人を殺したから悪い人なんですよ」と言われてその混乱が解ける。
観ててそんな臨場感もあり良い映画でした。
大切な人、幸せを願っている人が多く居る事は失う怖さもあるが、それが「善人」で居られる事なのかもしれない。
「楽園」に期待