Azuという名のブシェミ夫人

大逆転のAzuという名のブシェミ夫人のレビュー・感想・評価

大逆転(1983年製作の映画)
4.0
先物取引の会社を経営するデューク兄弟が、人が成功を収めるのは“才能”なのか、それとも“境遇”なのかで議論する。
そこで二人はある賭けを思いつく。
社内屈指のエリート社員と、会社の外で見かけたホームレスの立場を交換させたらどうなるか、たったの1ドルを賭けて人生を弄ぶ・・・。

両親がエディ・マーフィーが好きで、小学生の頃から何度も観てる好きな映画。
話の主流となっている先物取引の意味もサッパリ分かって無かったけど、それでも物語が楽しくて、兄と一緒に『売りだ!売りだ!買いだ!』とか言って真似してた笑
大きくなって取引の意味が分かったら、更に面白い映画となった。

エディ・マーフィーの調子いいホームレス役は何度見ても笑えるし、ダン・エイクロイドのエリートからのどん底転落っぷりにも同情しつつ、ニヤついてしまう。
ジェイミー・リー・カーティスはこの映画でコメディエンヌとしての才能を開花させたし、デンホルム・エリオットの執事役も魅力的♪
あり得ないシチュエーションもコメディならではのものだから、無心に楽しんでみてほしい。
(特にゴリラ笑。)

デューク兄弟の非道な悪ふざけに巻き込まれて、ヒドイ目にあったけど、彼らはこの経験から大切なものを見つけられたし、人生を楽しむという事を実感できたはず!
立場の逆転もしかり、タイトル通りに正に“大逆転”な展開が痛快で気持ちがいい☆
これを観終わったらエディ・マーフィーの『星の王子ニューヨークへ行く』を観てみると・・・あの人たちが笑