安堵霊タラコフスキー

レッド・ムーンの安堵霊タラコフスキーのネタバレレビュー・内容・結末

レッド・ムーン(1968年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

ロバート・マリガンの映画はアラバマ物語しか知らなかったから、BSで放送してたため試しに鑑賞したけど、まずアメリカの西部劇特有の砂埃舞う荒野とそれをじっくり見せる描写の数々は良かった

でもエヴァ=マリー・セイント演じる白人女には序盤イライラが募り、自分ら取り戻す為に恐ろしい旦那のネイティヴアメリカンが襲来するんならさっさとそう言えよと思ったし、そいつに宿の男衆が皆殺しにあっても護衛がついたら大丈夫だろうとタカをくくるグレゴリー・ペックにも理解不能だった

というかその襲撃者たるネイティヴアメリカンも一度目標に近づいた癖にグレゴリー・ペックと直接対決するまで時間かけすぎだし、映画終了30分前まで本気出さないってこっちも随分悠長だなと萎えてしまった

といった具合に、映像や雰囲気は悪くなかったけど、事前に大まかな内容を知っていたこともあり粗が目立ってしょうがない映画で、もう少ししっかりした脚本だったら後の刑事ジョン・ブック並みの名作になっていたかもしれないのになんとも勿体無い