mikoyan358

レッド・ムーンのmikoyan358のレビュー・感想・評価

レッド・ムーン(1968年製作の映画)
2.5
西部劇と言えば早撃ちや馬上での駆け引きなどダイナミックな描写が中心だが、これは西部劇の中ではかなり異端の存在。女性と子供の2人を守る正義漢(それにアメリカの正義であるグレゴリー・ペックをあてるという的確な配役)という図式は普通だが、それを付け狙う敵のネイティブアメリカンが神出鬼没を通り越して完全にプレデター級の気配なき殺戮を繰り広げていき、その見えない恐怖とどう戦うかを描いていくもの。ただ、接近の仕方に都合がよすぎて思ったほどに緊迫感が無く、むしろ何も話さない得体の知れない子供のほうがずっと怖かった。
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