虫歯ならオーケー！
ジョン・カーペンター版「遊星からの物体X」のプリクエルとなるお話。
前作のオープニングで登場したノルウェー隊に"何があったのか" を描く。
前作ありきの今作というわけで、これ単体だけ見てもあまり面白くないかも。というか、描かれていることはカーペンター版とほとんど同じ。
誰がエイリアンに寄生されているのか互いに疑心暗鬼になり仲間割れを起こしていくという展開で、前作との違いは隊員に女性がいるところぐらい。
前日譚というよりも、リメイクのような感じを受けます。
Amazon primeで見つけて、今回久しぶりに見てみようとカーペンター版と今作をぶっ続けで見たんですが、同じようなシーンの繰り返しで結構辛かった(笑)。
クリーチャーは前作と変わってCG全開です。
気持ち悪さや派手さは増しましたが、ごく見慣れたモンスター映画という感じで、前作のレトロな特撮の趣きがなくなってしまいました。
まぁこれは仕方ないことですが…。
とはいえ、エンディングであの"デンデン…デンデン…"という不吉な予感を感じさせる音楽と共に、ライフルがヘッタクソなおじさんとハスキー犬が登場し、前作のオープニングに繋がるところは思わずニャッとさせられましたね。
もちろん今作のエンディングを見た後に、すぐ前作のオープニングを再生してみたりして。
こういったところは動画配信サービスの良いところですね！ 便利な世の中になったもんです。
