たけちゃん

遊星からの物体X ファーストコンタクトのたけちゃんのレビュー・感想・評価

3.8
ここに、まだ、いるのよ!


マシーズ・ヴァン・ヘイニンゲン・Jr監督 2011年製作
主演メアリー・エリザベス・ウィンステッド


前回「遊星からの物体X」観たら、こちらも観たくなりましたね。「遊星からの物体X ファーストコンタクト」
「遊星からの物体X」の前日譚です。
僕は初鑑賞。楽しみでしたよ( ˘ ˘ )ウンウン


内容としては、前作のオープニングで、犬をヘリで追って来たノルウェー隊の顛末が描かれます。
前日譚が問題なのは、結末が分かっていることですよね~。ノルウェー隊は全滅したことを知っているし、犬が基地から逃げること。それをヘリコプターで追うこと。ヘリには2人乗っていたこと、など変えられない前提がある。それをどう描くかが問題でした!
「SW ローグ・ワン」のような素晴らしい作品に近付けているかな?( ¯−¯ )フッ


オープニングの雰囲気はバッチリ!
昨日、前作観てるから、雰囲気の似せ方にニンマリします。しかも、音楽はボンボンッていう低音を鳴らすエンニオ・モリコーネの雰囲気を踏襲。おっ、分かってるね!

クリーチャーなどは、今作、スタン・ウィンストンやその弟子などが行っているようです。ただ、そこにCGを加えたことで、前作のようなヌメヌメ感が無くなっちゃいましたね。あと血のドロドロ感もない。ここは減点(>_<)
ただし、そうでもないと、あの顔合体クリーチャーは出来なかったかなぁ……。

主演のメアリー・エリザベス・ウィンステッドって「ダイ・ハード4.0」でマクレーンの娘役をやった方ですね。今作の学者らしくもあり、気の強いところもある役はピッタリでした(^-^)

でもさぁ、根本的な問題として、流行りとはいえ、女性主人公を入れたせいで、最後まで生き残るのが誰か、分かっちゃうのよね。前作は男ばっかりだったんで、誰が誰だか分からない怖さがあったもんね。
ただ、最後にヘリに乗っていたのは男性だったから、あれは誰だったんだろう……と推測する面白さはあったし、そこはよく出来ていたところかな?アナタデシタカ!
それと、宇宙船のシーンは良かったね( ˘ ˘ )ウンウン
ちょっと個人的に見たかったのよ(笑)


結論としては、そんなに悪くないけど、驚きもない!って感じでしょうか(‐ω‐;)
カーペンター版のような余韻あるラストは期待できません。
前作を知らずに観たなら、もっと楽しめたかもしれないし、逆に意味が分からなくて、面白みがないかもしれない。その評価は僕には難しい( ¯−¯ )フッ
でも、個人的には観たかったものは観れたので、観て損は無かったですね( ˘ ˘ )ウンウン
ジョン・カーペンター版をしっかりと踏襲、あるいは補足しているのは、リスペクトが感じられて、そこんところは僕も評価します( •̀ω•́ )و✧



はい、では今回もプチ音ネタ💩ウンチクン\(^o^)/

主人公のケイトの初登場シーンで、ヘッドホンで聴いていたのは「ノックは夜中に」。歌うのはメン・アット・ワークですね。覚えていますかね~、メン・アット・ワーク(^-^)
1981年にデビューアルバム「ワーク・ソングス」を発表し、そこから「ノックは夜中に(Who Can It Be Now?)」と「ダウンアンダー」が全米ナンバーワンヒットとなりました。僕のお気に入りグループにもなって、その続編も聴いてましたね。
でも、グループは1985年に活動停止。ボーカルのコリン・ヘイはソロになりました。いつの間にか、忘れてましたよ( ¯−¯ )フッ
映画の設定が1982年ですからね。懐かしかった!
時間軸もピッタリ( ˘ ˘ )ウンウン
以上です。本当にプチ(笑)



さて、確かにこれを観ると、また「遊星からの物体X」を観たくなる(ˆωˆ )フフフ…
その意味では、悪くない前日譚。
でも、映画としては普通のB級作品よ。
改めて思ったけど、「ローグ・ワン」って、やっぱりとんでもない傑作だったと思うんですよね。あれほど見事な前日譚って、やはり無いと再確認( •̀ω•́ )و✧