タマユキ

ファインディング・ニモのタマユキのネタバレレビュー・内容・結末

ファインディング・ニモ(2003年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

今更観たよシリーズです。

「だから『ファインディング・ニモ』なのね」とやはり言ってしまいました(笑)
というのも、ニモのパパ・マーリンが出る回数が多く、ニモと同時にパパの成長記録でもあるためです。

始まって5分経たずにママときょうだいが食べられちゃうし、開始から15分くらいはパパがニモから離れられない過保護な感じが伝わってきて、家族愛モノに弱い私は涙目だったのですが…。

数々の海の描写や最初の学校の部分は、色彩豊かでダイナミックで綺麗です。映画館で観たかったな〜。
ドリーもかわいらしいですし。
クラッシュが子どもを自由にさせてあげていて、それを見たマーリンが子育てについて気づかされるシーンはジーンとします。
あとはパパとニモの再会のシーン。ああ〜やっと会えたじゃんーーーーー!という気持ちにさせられて感動です。

ただ、ドリーが登場してしばらくした辺りから、話が進みづらくなります。それは単純で、ドリーとマーリンの気持ちが不一致の状態にあるためです。事情をすぐに忘れるドリーと一刻も早くニモを救出したいマーリン。

あとは、海の動物にたくさん出会うのですが、あまりちゃんとふれあわず、なんとか無事に助かっておしまい、次へ進むというパターンが多いです。(海は広いからたくさんの動物と一期一会なんだよというメッセージ性もあるかと思います。)
なので、残念ですが一匹一匹に愛着が沸くまでになかなか至らずに次の場面という状態が多いです。

いつも明るいドリーはとてもかわいらしく、焦るマーリンと対照的で癒されたりもします(笑)

ただ、ドリーが最後の方でマーリンといると物覚えが良くなる(どういう意味合いかは受け手によると思いますが)と発言がありましたが、もしそれが本当ならば、それを段階を踏んで描いていくべきだったのでは。そうでないとマーリンと一緒にいたい理由も伝わってきづらいなと感じました。
実際マスクの文字はずっと覚えてられましたが、クラゲのシーンでは、どうして上を泳いじゃいけないのか忘れてしまっていました。

海の動物はかわいいし、クラッシュも好きですが、それぞれの特性をもう少し生かせると伏線がしっかり作れるとも感じたり…

あとはパパが海を冒険するので、ちょっとスケールが大きくて全体的にめまぐるしい感じを受けました。パパとニモが再会してすぐに網に捕まっちゃったりしましたね。
再会のシーンはじっくりとゆっくりと見せる部分だと思います。なにせタイトルがファインディング・ニモですし。

ここまでだいぶ長くつらつらと書いてしまいましたが、泣ける部分がたくさんあったこと、そして是非親子で一緒に見てほしい!!!!という気持ちを込めてスコアを出しました。
私は一人でぼーっと見てしまったのですが、次は父や母と一緒に見たいなぁ。
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