ガブXスカイウォーカー

獄門島のガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

獄門島(1977年製作の映画)
2.0
数十年ぶりに観賞。

市川崑×石坂浩二の金田一耕助シリーズ3作目。『犬神家の一族』(1976年、角川春樹事務所)はまあまあ楽しめたのに、『悪魔の手毬唄』(1977年、東宝)、そして本作『獄門島』(1977年、東宝)は何が面白いのかさっぱりわからなかった。
ハッキリ言って退屈。
このシリーズは当時ヒットし、今でも絶大な人気を誇る(『悪魔の手毬唄』なんて2017年に完全資料集成本が発売された)のだが、俺にはまるであわなかった。
でも好きな役者(とくに小林昭二)が大勢出ていたので2.0点。

ちなみに市川崑監督のこの時期のフィルモグラフィーを検索したら、
『妻と女の間』(1976年1月17日公開)※豊田四郎と共同監督
『犬神家の一族』(1976年10月16日公開)
『悪魔の手毬唄』(1977年4月2日公開)
『獄門島』(1977年8月27日公開)
『女王蜂』(1978年2月11日公開)
『火の鳥』(1978年8月19日公開)
『病院坂の首縊りの家』(1979年5月26日公開)
『銀河鉄道999 (The Galaxy Express 999)』(1979年8月公開)※監修
映画全盛期でもないのに連作ぶりがすごい。
とくに金田一耕助シリーズは大作だと言うのにプログラムピクチャー並みのハイペースだ。舞台はほとんど一つの区域なので撮影時間が比較的短くすむから可能だったのか? 角川映画の勢いもあったのだろう。