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誰も知らないのaratakiのネタバレレビュー・内容・結末

誰も知らない(2004年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

これまでに何度も観てきた作品。

是枝監督を好きになったきっかけでもあり、
邦画の魅力に気付くことが出来た、
個人的にとても思い出深い一本。

内容は実際に起きたネグレクトの事件を基に
脚色したもの。
大人であればきっと施設へ、と判断するところ、
長男が4人で生きていく道を選んだのは
子ども故の選択だったと思う。

家族団欒のシーンも、兄弟の些細なやり取りも、
全てがリアルで。
ホームビデオというか、この家族の生活を
覗き見しているような感覚になる。

“つくりもの感”が一切感じられないという点において、
これ以上の作品はないんじゃないかな。
それぐらい、初めて観た時は衝撃を受けた。


決して気持ちの良い内容ではないけれど、
不思議と定期的に観たくなる。
視点、台詞、脚本、演者、
全てが素晴らしい(好み)。

柳楽優弥を発掘したという意味でも◎
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