1988年に発生した巣鴨子供置き去り事件を題材に、
母の失踪後、過酷な状況で生きる子供達を描いたドラマ
音楽をほとんど使わず
日常的な音を効果的に演出として使う事で、
現実感の高まり方がスゴイ★
重ねて、独特の
「無理がなさすぎてリアル過ぎる空気感」はここでも健在。
とにかく静かに進む展開
そこに入りこむ
独特視点、構図のカットの数々★
演出なのか演技なのか
はたまた「素」なのか、
主人公が何度も見せる1秒にもみたない
「笑み」が少年の全てを描いています。
恐ろしい物語ながら、
今現在、起こっても全く不自然ではなく、
事実をもとにしたこの映画の
タイトル『誰も知らない』がズン!と心に迫ります★
静かでリアルで恐ろしい。
こちら系が苦手な方も、ぜひ一度は観て欲しい
考えさせられる作品です★