Punch

気狂いピエロのPunchのレビュー・感想・評価

気狂いピエロ(1965年製作の映画)
5.0
ナンセンスとかそういことじゃない。退廃的な散文詩。それだけだ。死、宇宙、女、男。僕たちの生にはこの4つしか存在せず、他の有象無象はあくまでこれらの副次的なもので、大したものではないが、しかしそれらは不可避で不条理な事象だ。最後のショットに圧倒された。海は宇宙で、宇宙は海でない。海は刹那的な慰めにしか過ぎず、形而上の一抹しか映し出さない。しかし、なんだろうか。何も分からない。
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