タマル

気狂いピエロのタマルのネタバレレビュー・内容・結末

気狂いピエロ(1965年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

“それが見えたら終わり”
戦慄のピエロ映画特集!!

第三弾『気狂いピエロ』
もし、ありふれたおっさんが気狂いピエロになってしまったら!?

以下、レビュー。

爆発オチかよwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwww

トラジコメディーってなんでこんなに面白いんでしょうね? ラストで恋人の女を撃ち殺すシークエンスに入った時には脳汁出すぎてヤバかったですよww
前・中盤のややこしいレトリックに頭を悩ませたぶん、ラストでのカタルシスはエグいもんがありました。
ざまぁw マリアンヌざまぁぁwww
ファーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww



さて、本作は抽象度の極めて高いストーリラインが構成され、セリフも詩的だったり本からの引用だったりとなにか叙事詩を読んでいるかの雰囲気を持っています。前述したようにトラジコメディとして筋を追っていくのも楽しいですが、他者の心象風景の冒険、詩の世界の探索という意図で鑑賞するのも面白い作品です。
私の好きな一節は

軍人ギヌメールの話は人気がなかったので 彼は夏の話をした
夜の生暖かい風を好む恋人たち
人 季節 思いがけない出会い
けれども過去のことや 未来のことは質問させなかった
“私は生きている!” それが大切

です。
道端で夏の話をして旅費を稼ぐなんて、童謡の歌詞のようで素敵ですね。

ゴダール映画も食わず嫌いせずに観るようにします(笑)
オススメです!!!
タマル

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