菩薩

許されざる者の菩薩のレビュー・感想・評価

許されざる者(1992年製作の映画)
4.0
人は皆産まれながらにして罪人であり、生きながらも更に罪を重ねていく生き物であるが、多くの人間は自らが積み重ねていく罪と言うものに気づけずに老い、そして死んでいくのであろう。罪に対して罰があるのは、結局は己が犯した罪と言うものを本人に認識させるためである、罪を罪と自覚できる人間は強い、そしてそれを乗り越えられる人間は強くなれる、もちろん取り返しのつかない罪もあるわけだが。要するに何が言いたいかと言うと、礼儀礼節を軽んじた後輩力士に鉄拳を超えたリモコン制裁(?)を課した元横綱は、彼に対して罰を与えたつもりなのだろうが、あの事件で最も罪人なのはその自らが犯した罪に気づけない元横綱本人なのであり、それをまた「分からない」と大っぴらに開き直ってしまう親方であり、そもそもそれを隠そうとした協会の隠蔽体質である。横綱で、先輩である前にまずは人としてどう振る舞い、また罪を贖うべきだったか、真の横綱として心・技・体の「心」の部分とどう向き合って行くか、今回の事件を通してその部分についてきちんと考えけじめをつけなければ、この様な悲劇はこの先も繰り返えされる事であろう。と、ここまで書いてきた事はここ数日俺が暇つぶしがてらtwitterの方に上げてきた単なる愚痴なのであり、あちらもフォローしてくださってる方からすると「んだよこいつまた書いてんのかよ…」とただ反感を買うものだけの代物であるだろうから、1番の許されざる者は俺なのかもしれない。

安美錦、勝ち越し&敢闘賞おめでとう!!

俺は白鵬も鶴竜も同罪だと思うぞ。
菩薩

菩薩