MiYA

許されざる者のMiYAのレビュー・感想・評価

許されざる者(1992年製作の映画)
2.5
善と悪を相対的なものとして描いたという点では、かつての「勧善懲悪型」もしくは「アウトロー型」の西部劇とは明らかに一線を画しています。

かつて殺し屋として名をはせたロートルの主人公(クリント・イーストウッド)にせよ、町を守るために極端な行動をする保安官(ジーン・ハックマン)にせよ、人物は複雑で煮え切らない。物事をスパっとクリアカットしない態度には知性を感じますが、映画に「わかりやすさ」や「カタルシス」を求める人にはなかなか辛い作品です。テンポの悪さもちょっと気になります。

テレ東「午後のロードショー」にて。
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