氷雨水葵

デイズ・オブ・サンダーの氷雨水葵のレビュー・感想・評価

デイズ・オブ・サンダー(1990年製作の映画)
3.2
2023年25本目

んんん…

◆あらすじ
才能あふれる若きドライバー、コール(トム・クルーズ)は数々のストックカーレースで活躍してきた。

しかし、ライバルのロウディ(マイケル・ルーカー)が、レース事故で再起不能になったことで、コールは恐怖に駆られてしまう。

だが、ロウディに夢を託されたコールは、クルー・チーフのハリー(ロバート・デュヴァル)と新たなチームでデイトナ500の舞台に立つ―――。

◆感想
「いつか観よう×10」を経て漸く鑑賞。この後に観た『7月4日に生まれて』よりは好きだったし、面白かったです。ただ、個人的には『トップガン』の二番煎じ感が否めない…。まぁ監督はトニー・スコットだし、製作はジェリー・ブラッカイマーだし、それ以上に主役がトムだし(笑)音楽はハンス・ジマーが担当していたんですね!戦闘機からレースカーに乗り変えただけ。ヒロインのニコール・キッドマンにしても、なんとなく既視感。年上の女性となんやかんやあって恋仲になるのもまったく同じ!アイスマン同様、ライバルポジションのキャラクターもちゃんといるし。
とはいえ、イケメン&美人の組み合わせで、いい塩梅に恋愛要素もあるので退屈はしなかったです。てか、本作をきっかけに結婚したんですね。
ただストーリーは凡庸だし「ここ名シーン!」というのもない。レースシーンは迫力あって手に汗握るし、音楽や演出は良いと思いますが、なんとなく結末は想像できるし、『トップガン』と同じじゃね?と思う部分がちらほらあるので、んんん~…という印象。
見どころといえば、車がクラッシュしたり、壁衝突ギリギリのつばぜり合い(もはやぶつかってるけど)など、臨場感のあるカーレースですね。

個人的にはハリーを演じたロバート・デュヴァルが良かったです!!『ゴッドファーザー』のトム・ヘイゲンのイメージが強く、脇役(主役に近い)ながらも存在感があって素晴らしい演技だなぁと思ったものです。
そして本作でも変わらず、年齢を重ねても、いや重ねたからこその(なんせ18年経過している)素晴らしい演技。トム・クルーズ演じるコールを成長させ、レース中も上手く彼のことを制御していました。ラスト、コールとハリーがビクトリーレーンに向かう時の「競争だ!」と言うシーンに少しじんわり。
あ、若き日のジョン・C・ライリーも出演していましたね!!

音楽と演出はよかったです!あ、シボレー好きにも刺さるかも。でも、メローイエロー柄のシボレーはちょっとセンスどうなん…って感じ。目立つけど。
氷雨水葵

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