メイマーツインズ

21グラムのメイマーツインズのレビュー・感想・評価

21グラム(2003年製作の映画)
4.0
《21グラム それは魂の重さ…》

”レヴェナント〟”バベル〟のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の人間ドラマの秀作!
ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロといった2000年代を代表する実力派キャストで描く”魂〟の物語。
脚本がギジェルモ・アリアガだから、この作品が深くて重いのは鉄板(笑)

最愛の夫と娘2人を交通事故で失い悲嘆に暮れるクリスティーナ(ナオミ・ワッツ)。
心臓に疾患があり、心臓移植手術を受けたポール(ショーン・ペン)。
そして交通事故の加害者となり、罪の意識に苦しむジャック(ベニチオ・デル・トロ)

ひとつの心臓を巡り、3人の人生が交差する…

時系列がシンクロしていく展開が、この物語により深みを与えている

平凡に暮している人間には、想像もできない、いや…想像したくない世界がここにはある…

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥに
”命〟を描かせたら世界最高の監督だろう…
彼の作品ではハビエル・バルデム主演の”ビューティフル〟が特に素晴らしい!
もちろん、ズシリとくる重さです…(苦笑)