ポムポムうさぎ

21グラムのポムポムうさぎのレビュー・感想・評価

21グラム(2003年製作の映画)
4.0
「命の重さ」という、人間の生を無条件に肯定するマジックワードが巷に溢れています。
そもそも「命の重さ」とは?
死を考えることなくして生を考えることは出来ません。
私たちは人生の中で、何かを失ったような気持ちになったり、何かを得たような気持ちにもなりますが、「重さ」という絶対的尺度において、それらの全ては21グラムであるといいます。
生と死の境目の21グラムはその人間の価値です。
自分自身の21グラムとは何なのか。
それが最後に問われるのは自分が死を迎える時です。
そうした最後の審判の前にも、今のうちに、少しそんなことを考えておいても良いんじゃないでしょうか。