宮内淳氏の訃報にかこつけてレビューするのは気が引けるが、41年前の映画となれば、監督をはじめ多くのキャストが鬼籍に入っているのは仕方がない。
市川作品と趣きが違うのも面白く、人間味溢れる西田金田一に夏八木勲の名コンビ、斉藤とも子のお嬢様ぶり、雅俊さんや関谷ますみがカメオ出しているなど見所も多い。個人的には二木てるみさんが出演しているので観に行ったのだが、ラストの思わぬ展開にデートムービーにしたことを後悔したのも、いまとなれば懐かしい思い出だ。
2018年のBSスーパープレミアム版に劣らぬ映像化だと評価している。