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悪魔が来りて笛を吹くのkazu1961のレビュー・感想・評価

悪魔が来りて笛を吹く(1979年製作の映画)
3.2
▪️JP Title :「悪魔が来りて笛を吹く(1979)」
Original : ※※※
▪️First Release Year : 1979
▪️JP Release Date : 1979/01/20
▪️Production Country : 日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2020-685 再鑑賞
🕰Running Time : 136分
▪️Director : 斎藤光正
▪️Writer : 野上龍雄
▪️MusicD : 山本邦山、今井裕
▪️Cast : 西田敏行、宮内淳、斉藤とも子、二木てるみ、夏八木勲、鰐淵晴子、仲谷昇
▪️Review
『悪魔が来たりて笛を吹く』の題名そのままのフルートのテーマソングが凄く記憶に残ってる、それが一番印象的な作品です。
東宝の金田一シリーズ、松竹の『八つ墓村』に続いて東映も横溝正史の金田一耕助を映画化しました。
でも残念ながら、原作小説の中でも素晴らしい本作ですが、映画化によってその世界観が十分に表現できてると思えず、また東宝や松竹作品のように俳優陣も中心のキャスティングには大物俳優、大物女優が配されていません。ヒロインには斉藤とも子(当時、『ゆうひが丘の総理大臣』などの青春モノの優等生ヒロインで人気でしたね)、金田一耕助には西田敏行、その他宮内淳、二木てるみ、夏八木勲、鰐淵晴子などです。しかしながら中村玉緒、中村雅俊、浜木綿子、梅宮辰夫ら豪華演技陣が脇を固めてるんですけどね。。。(あと神戸須磨の旅館の女将、中村玉緒が京都弁なのはNGですよね)
本作、旧・華族で起きた血の惨劇を描く金田一耕助シリーズの一作で、横溝自らが語る「この恐ろしい物語だけは映画にしたくなかった」という宣伝文句で話題になりましたが、なんと54年に片岡千恵蔵主演で既に映画化されていました(笑)。

物語は。。。
「父はこれ以上の屈辱に耐えていくことができない。ああ、悪魔が来りて笛を吹く」謎の遺書を残して失踪する椿英輔子爵。以後、椿邸では、悪魔の吹くフルートの音とともに、次々と怪奇な殺人事件が発生しますが。。。

▪️Overview
元子爵、椿家の乱れた人間関係によって生まれた兄妹の起こす連続殺人事件を解決する金田一耕肋の活躍を描く。角川春樹事務所の企画で復活した金田一耕助は東宝で石坂浩二の主演で四本製作されたが、今回は、同じ角川春樹事務所の企画だが、西田敏行の主演で東映で製作された。脚本は「柳生一族の陰謀」の野上龍雄、監督はにっかつで「女の意地」を監督した後「太陽にほえろ!」「青春ド真中!」などのテレビ・シリーズを手がけている斎藤光正、撮影もテレビで活躍している伊佐山巌がそれぞれ担当している。(引用:映画. com)
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