カタパル

ビルとテッドの大冒険のカタパルのレビュー・感想・評価

ビルとテッドの大冒険(1989年製作の映画)
1.8
パート3に備えて再見。映画としては同じノリである『ウェインズ・ワールド』より数段落ちますね。

順番で言えば...

1. SNLでのTV版『ウェインズ・ワールド』
2. 本作
3. 映画版『ウェインズ・ワールド』

...なので、ウェインズ・ワールドの影響下にある作品なんですよね。ビーバス・アンド・バットヘッドまでのおバカコンビの系譜の一つという意味しかないかなあ。

ま、パート3に期待です。

他のユーザーの感想・評価

TheDude

TheDudeの感想・評価

4.2
若きキアヌとアレックス・ウィンター主演のコメディ映画
ロックスターを夢にギターに没頭し学業に集中できない高校生の2人。そんな彼らが歴史のレプゼン作成のためにタイムマシーンで過去に戻り、各時代の偉人を拐い協力してもらうストーリー
訳の分からないあらすじですが、とても面白いです👍

主人公2人がめちゃくちゃ可愛らしいです。ザ・憎めないアホ。そんな彼らが経験するキャラアークにとても笑いました。感動したとかホッコリしたとかではなく、爆笑しました😂

それにしてもジョージ・カーリンの登場はビックリしたなぁ。今では表現の自由の代表にまで祭り上げられてるけど、こんなアホ映画に出てくるとは。まぁ、文句は全くありません!!

アホなコメディ映画にも終盤特にクレバーな展開が散りばめておりとても満足のいく作品でした
あんこ

5.0
おバカ高校生が歴史のレポート発表のためにタイムマシンで過去に行き偉人達を拉致していく映画!

リンカーン拉致!!!!!

どんな設定だよ!笑

80年代のおバカでとんでもないストーリーは最高な映画!

主演は若かりしき頃のキアヌ・リーヴス!マトリックス、ジョン・ウィック、ノック・ノック、今ではボコボコにされて怒ってるか悲しんでるかのキアヌからは想像ができないぐらい笑顔がはじけまくってる姿が観れるのはめっちゃ幸せな気持ちになります!

色んな時代の歴史上の偉人達をドラえもんの道具みたいな公衆電話タイムマシンでつれ回してカルチャーショックさせたり、シュールな笑いがてんこ盛りでおもしろい!ずっとなにやってんだ!あつかい雑すぎるだろ!がもう多い多い!

それと80年代の雰囲気とCGと音楽!これがもろに味わえるのも良い!80年代映画最強説!

こんなおふざけおバカ高校生コンビだけど彼らなりのレポートはお見事だし、彼らなりの成長する姿にもラストグッときて、最初はなんだよこれ!てなってたけど見終わった後めっちゃ良い映画やん!てなったのがたまらないかった。てはいいつつもやっぱりおバカ映画です!

こんな二人と友だちになりたーい!

新作の3が今度上映されるとのことでもうおじさんになった二人はどんな風になるのか未知数すぎて楽しみだぜ!

おじさんバンド組んでタイスリップか!?今キアヌバンドマンみたいな見た目だし!

あんこぶつけたろか!
GreenT

GreenTの感想・評価

1.5
この映画すっごい流行って、キアヌ・リーブスを国民的ティーン・アイドルに押し上げた映画ですよね。

脚本もサイテー、演技もサイテー、音楽もサイテーって思うんですけど、カルト的なファンは真逆の意見を持っていて、「バカに見えるけどなかなか深く切り込んだ映画だ」と言う人が多い。

1989年という時代を考えてみると、多分ビル&テッドは、すごいリアルな高校生を描いた初めての映画なんじゃないか?と思った。この後ビーバス&バットヘッドとか、いわゆる「スラッカー」「ストーナー」と言われる高校生たちを取り上げる映画が増えたもん。

カリフォルニアはサン・ディマスに住むビルとテッドは、メタルヘッドの落ちこぼれ。楽器も弾けないのにバンドを組んで有名になろうとしているが、歴史のクラスを落第しそうだ。テッド(キアヌ)のお父さんは警官で、高校を卒業できなかったらテッドはミリタリー・スクールに送られる。そうなったらバンドが続けられないと、2人は歴史のクラスの発表に向けて勉強を始める。

一方、2688年の未来の地球は、ビルとテッドのバンドの哲学、「Party on!!」で成り立つユートピアで、ビルとテッドが離れ離れになってバンドを続けられなかったらこの未来のユートピアは存在しなくなってしまう。なので未来社会はルーファス(ジョージ・カーラン)という使者を1989年に送り、2人の歴史の課題を手助けしようとする。

なんで歴史なんだろ?って思って観ていたのですが、アホな高校生は「ソクラテス」とか「ベートーベン」とかきちんと発音できないところが可笑しかったり、Joan of Arc(ジャンヌ・ダルク)がNoah's Ark(ノアの箱舟)のノアの奥さんだと本気で信じているという、こういう子たちが本当にいたので、すごいウケたんだと思う。

でも私は、ジャンヌ・ダルクやノアの箱舟を知っているなんて、落ちこぼれじゃないじゃん?って思ったんだけど、多分それは日本ではそうだけど、アメリカではきっとこういう話を知らない人はいなくて、それさえ知らないから面白いのかなと思ったら、iMDbの投稿で、「ジャンヌ・ダルクがノアの奥さんだって信じているやつマジでいたwww」って書いている人がいたので、やっぱそういうリアリティが若者にウケたのかな?

あと、「Dude!」「Excellent!」「Party on!」などの言葉も、「いるいるこういうヤツwww」と笑ってしまうようなリアクションだったのではないか?でも「Bogus」はそんなに良く使う言葉でもないと思われるんだけど、カリフォルニアのちょっと変わった人のテイストを入れたのかな?わかんないけど。

実際、テッドの服装は、その頃LAでキアヌのの周りに住んでいた人たちからヒントを得たらしい。元々は、ベルボトムをはいたメタルヘッドという設定だったらしいけど、この時代はもうベルボトムは時代遅れだったからね~。

メタルと言えば、ヴァン・ヘイレン、オジー・オズボーン、アイアン・メイデン、ボンジョビなどのレフェレンスがセリフの中にたくさん出てくるので、それも当時の高校生にウケたのかも。私もメタルヘッドだったけど、私がこういう映画キライだったのは、名前が出てくるだけで、サントラに使われる曲はダサダサのB級ポップロックみたいのばっかりなんだもん。でも今クレジットを見ると、あれは当時のインディーと言うか、アメリカのメタルヘッドたちが身近に感じる「ブレイクしないバンド」だったのかもね。

こういう時代性が色濃い映画なので、今の人が観てどーなんだろ?とも思うのですが、こういう低能コメディは理屈じゃないので、案外今観ても面白いと思う人はいるのかも。2020年の第3弾にはきっと、これと2作目からの「懐かしのギャグ」が盛り込まれるのだろうから、予習にはいいかも。しかしあれですね、キアヌはこの映画のテッドのイメージが強すぎて、この後それを払拭するために色々苦労するのですが、結局はここへ戻って来るのね(笑)。

追記:ルーファス役のジョージ・カーランは、超有名なコメディアンで、この人のスタンダップを初めてテレビで観た時は衝撃を受けた。この人の「TVで使ってはいけない七つの言葉 (Seven Words You Can Never Say on Television)」というスタンダップはサイコーに面白い!
aca

acaの感想・評価

3.5
バックトゥーザフューチャーがA級だとすると、これは間違いなくB級。でもこのゆるゆる加減が好き。
きりん

きりんの感想・評価

3.0
歴史のレポートを書き上げるという理由のためだけにテレフォンボックス型のタイムマシンで過去に行って歴史上の偉人を拉致してくるおバカ高校生二人組の話。うち一人は若かりし頃のキアヌリーヴスらしいですね。拉致して回るところは退屈だったけど、現代に来てから意外と馴染む偉人がいたりそんな事なく大騒動になる偉人もいて楽しかったです。最後のオチは中々ウィットに富んでました。実質Fate UBWです。
にいな

にいなの感想・評価

2.5
メモ:音楽 11、映像 10、演出 11、物語 11、好み 7=50
神城悠

神城悠の感想・評価

3.9
脚本 24
演出 15
好み 22
演者 8
映像 9

合計 78点
アマゾンが公開前にセールしてくれたので久々に…

2のが好きだけど今作も最高!
偉人が偉人たり得るのは偉人になってからだという、誰しもに希望のある形が凄く好き。

究極のタイムトラベル戦法👏


●●
初々しいキアヌが観れるのと安定したおバカ展開で最高!歴史上の偉人たちがいいキャラしていて、自分的にはナポレオンとソクラテスが良かった。新作が製作されるとのことでジョン・ウィックなどからキアヌファンになった方は是非必見!
若い頃のキアヌ・リーブスかっこええなあという作品。
なんていうか従順そうな素振りだけどとんでもないものを抱えてそうな一瞬の表情が昔は好きでしたね。
今は変人で有名な人になっちゃってますが(←でも嫌いじゃないw)

まさに80年代なあれやこれやが懐かしかったり、意外と今より精神的な豊かさを感じさせたり。

昔の映画の良さ満載でした。
歴史で赤点もらいそうなふたりの高校生がタイムマシン的なもので過去へ行き、歴史上の偉人たちを現代に連れてきて歴史の課題をなんとかしちゃう話。ほのぼのしててよかった。

とはいえ自分がなんでこれを借りたのかまったく分からない…。
ブシャーを求めていたのに、よりによって真逆なチョイスをしてしまうとは…🥺
そしてそのことはジャケ写を見た時点で察していたというのに(←セ・ラ・ビ=これが人生だ!ちゃうか…)
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