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イースタン・プロミスのRのレビュー・感想・評価

イースタン・プロミス(2007年製作の映画)
4.4
自宅テレビで友人一人と鑑賞。

ロンドン、ある薬局に年端もいかない少女の妊婦が血を泣かしながら、駆け込んできた。少女は死亡、遺品の日記を見つけた助産婦、アンナ(ナオミ・ワッツ)は身元を調べる中で、ロシアン・マフィア〈法の泥棒〉と組織の男、ニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)と出会う。


やっぱり、名作だわ。

冒頭の床屋のシーンからグロさ全開、カミソリでジョキジョキジョキ〜。


これから始まる世界はこういう世界ですよーとお知らせする掴みとしては最適だ…



そこから、場面が変わり、前述のシーン。

アンナが訪れるマフィアの本拠地がそういう事務所じゃなくて、「トランスシベリアン」ていうロシアンレストランなのもリアルっぽい。表向きは…という感じか?

組織のボスのアーミン・ミュラー=スタール演じるセミオン(ザ・バンク 堕ちた肖像にも出演!)も初めは好々爺ヅラしながらも、圧倒的圧迫感…。

「送ろうか…」
「家まで取りに行こう…」
ジジイがいう一言にあんな圧迫感感じたの久々だわ…。

そんで、この人、目が全く笑ってないんだよね。あとシワのある褐色の良い顔にキレイな青色の瞳がどこかイグアナとか爬虫類みたいな感じがあって、こ、怖い…。

顔自体は年老いたウッチャンみたいなのに笑!!


あと、ここでも「組織を牛耳るボス」「そのバカ息子」「仕事ができるナイスガイ」の構図が出てくるんだけど、それぞれの想いというか思惑がセリフでは出てこないけど、表現として伝わるのがイイ!


ここは、演技派の競演という意味で、骨太感が出ていた。

組織のボスのバカ息子を演じるのはヴァンサン・カッセル!「ブラックスワン」でもナタリー・ポートマンを追い詰める役柄だったけど、この人は演じると本当そういう人にしか見えないなぁー。

酔い潰れるところとか、すげー手を焼くバカ息子感が出てた。


この映画の本質的な主人公である組織の腕利きを演じるのはヴィゴ・モーテンセン!!「ロード・オブ・ザ・リング」のアラゴルン役が有名だけど、打って変わって冷酷な影のある役。

死体の処理とか本当スタイリッシュに処理してて、このシーンだけでも、あぁ…この人は仕事が出来るんだろうなぁ…というのが伝わってくる。

説得力があるんだよなー。

あとこういうシリアスハンサムが演じると動作の一つ一つがカッコいいと同時に面白いんだよね!アンナの叔父がニコライに唾を吐いた後にする動作とか、見た後、友だちと真似したわ!!

カッコいいし、面白い…。
これがシリアスな笑いか。

最後に特筆すべきはサウナでのバトルシーン、バカ息子の代わりにニコライがスケープごーとにされそうになるシーンなんだけど、まぁ圧倒的迫力!!

ヴィゴが殺し屋2人を相手にマッパで応戦するんだけど、ヴィゴのモーテンセンがブラブラ〜しながら戦ってんのに、それが笑いにならないんだよな。

相手も強いし、刃物も持ってるからまさに裸一貫でやっつけなきゃならなくて、ハラハラドキドキが止まらねえ…。


ここだけでも、見る価値はあります!!渋い叔父さん好きじゃなくても、是非!!

モザイクもナシやで!!