2022年4本目
アンドリュー・ガーフィールドVerのスパイダーマンになったけど、なんだかノれなかった。
サムライミ版3部作を抜きにして考えても、僕自身はこの映画に出てくるキャラクターをそこまで好きになることができなかった。ピーターもなぜだかわからないがスーパーパワーを手に入れてイキり散らかすようになっていたし、そこまで人間的な欠点や優しさを抱えて生きているようには感じられなかったという点が残念だった。
また、コナーズ博士のキャラも弱い。欠けているものに執着するという側面はいいけれど、過去作に現れていた人間的な温かみや哀しさが現れていなくて残念だった。
ストーリーに関しても、この時代になぜ作られたのかということがあまりわからなくて残念だった。9.11を踏まえて、ヒーローとは何かを問いかけたサムライミ版を何でリメイクしたのか、映画を観ただけでは必要性がそこまで感じられなかった。
とはいえ、スパイディが敵をどう倒すかという課題に科学的アプローチを用いていたのは良かったと思う。
いい面はあったものの、人によってはスパイダーマンからの別れを決意させかねない作品だったと思う。
