新シリーズ一作目はピーターパーカーにアンドリュー・ガーフィールド、グウェンステーシーにエマ・ストーンのコンビ。
ピーターはなんとなく同級生に軽く見られてはいるが、いじめられている同級生を助ける勇敢さもあり、マグワイヤ版ピーターのようなコンプレックスがさほどなく、グウェンは賢く勇敢で心優しい女性として描かれていてこの辺りも時代をかんがみてのことだろうと思う。いかにも女友達がいなさそうな男ウケだけはいい恋多き女MJとパワハラ編集長が揃って消えてた。
旧作で暴れ回っていた若者の自己顕示欲の強さがなりをひそめ、ピーターが父の研究の鍵を握るコナーズ博士を自分の不用意なアドバイスでトカゲ男にしてしまったことを悔いて彼の謀略を止めるために戦うというストーリーで、前半の蜘蛛に噛まれるくだりと自分が見逃した強盗がおじさんを殺してしまうという部分はそのまま踏襲。全体にうまくまとまっていてCGもかなり綺麗だけどポップでキッチュなアメコミヒーローの造形は前作の方が上。こちらはオシャレな都会派スパイダーマンといった感じ。これはこれで楽しめる。
