ラーチャえだまめ

アメイジング・スパイダーマンのラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

4.8
『筋肉モリモリのフラッシュ……でも実はいいヤツって何?(笑)』



フラッシュ?「ホームカミング」で「ペ○ス・ピーター!!」コールでしゃしゃり出るも弁論大会であんま使えないヤツも本作「アメイジング〜」ではいじめっ子全開でやはりしゃしゃり出るも最後は……とかどーでもいいのだけれども


いや〜昨日の「ホームカミング」を観たあと急にコチラも観たくなって観たんだけども「え、こんなに面白かったっけ?笑」当時劇場で見に行った時はどーしても“ライミ版”と比較しちゃって、あんまり好意的に思えなかったコチラ。いやーまさに“アメイジング”だぁーーー(どゆこと?)


まず「人間ドラマ」。監督はジョセフ=ゴードン・レヴィットが勝手に脳内妄想を繰り広げていただけの「500日のサマー」天才子役がキャプテンアメリカをキュン死させた事でも有名な感動作「ギフテッド」のマーク“ウェブ”監督とあって、主人公ピーター・パーカーの“背景”いや〜ホントに描き方が上手い!!ピーターより実生活の息子が問題児のマーティン・シーン演じるベンおじさん。いやあんたサイコーだよ。“助けなかった”事により“助けられなかった”有名なシーン。。。。思わず涙が出そうになってしまいました。後に「スーツの男」を生み出すキッカケになる胸熱シーンですよね!


グリフィス天文台でまだ空中浮遊する前のエマ・ストーン。。。。お、おお!?グイグイ来るじゃないの…!?え自分から自宅呼ぶとかだいぶ攻m


歴代スパディ映画で最もドラマパートにチカラを注いだ結果、前半になってもスパイダーマンにならないという笑だがしかし!!ココまで丁寧にピーターほか、“宿敵”トカゲ男などきちんと描くことで打って変わって後半のバリバリCG使いまくった夜のダウンタウンを縦横無尽に駆け巡る親愛なる隣人!!そうそうライミ版より若干“黒目”でダークブルーのスーツが…メチャクチャカッコイイ。


足を負傷して思うように“ウェブ”れないスパイディをTVで観た建築現場のおやっさんが、過去に自分の息子の命を救ってくれた“恩返し”するシーン。あれは名シーンですよね〜。本当の意味で「市民のヒーロー」が誕生する瞬間でもありますよね!


実写版スパイディの中でもおそらく本作が一番「シリアス」展開なのは好みがわかれるところ。大事な人もどんどん死んじゃうし続く「2」では最も悲劇的なラストが話題にもなりました。ポップコーン並の軽さでコメディ色全開がお望みならば「ホームカミング」。ちょっとシリアスでクール&スタイリッシュさがお望みなら「アメイジング」を……(「ライミ版」も好きだよ!!)
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