あーさん

マイケル・ジャクソン THIS IS ITのあーさんのレビュー・感想・評価

4.2
久々に鑑賞。

King of pop =マイケル・ジャクソン!
13年ぶりに2009年7月から復活公演するはずだったが、ロンドン公演の直前彼が急死。心血を注いで創り上げたステージまであと少しだったのに…。その思いからリハーサルの断片的な記録をスタッフがつなぎ合わせてドキュメンタリー映画を制作、期間限定で世界同時上映の運びとなった。

もともとマイケル・ジャクソンはあまり好きではなかったのだが、この映画の中の彼は私の思っていたマイケルと全く違っていた。
そこには純粋に音楽やダンスを愛しストイックに努力する究極のエンターテイナー、
そして誰よりも平和と愛“L-O-V-E”を求めてやまないジェントルマンの姿があった。
インタビューを見ていてもわかるようにダンサー、ミュージシャン、舞台に関わるあらゆるスタッフとの信頼関係の確かさはまさしく彼の人柄に依る所が大きいだろう。
「謙虚でいないと神様は代わりに大事なものを持って行ってしまうんだ」深く心に残るセリフ。。
それまでは整形を繰り返し、家の敷地内にネバーランドという謎の遊園地を作ったり、チンパンジーを連れて行動したり、子ども好きが高じて少年へのあらぬ疑いがかけられたり(後に裁判で無罪)…何かとプライベートがセンセーショナルに取り沙汰される、そんなイメージしかなかった。何故彼はこんなにも誤解し続けられたのだろう…。スーパースターと呼ばれる人達は成功と引き換えに普通の人間としての幸せから遠ざかってしまうのかもしれない。自分がマスコミを鵜呑みにし、偏見を持って彼を見ていたことを激しく後悔した。

あくまでリハーサル映像なのだが、それでも歌や演奏・パフォーマンスは素晴らしく、マイケルがショーに対するプライドを持って完璧を求める様子がひしひしと伝わって来る。スクリーンに映し出される映像やセットは大がかりで意表をつくものばかり。。
“Thriller”“Smooth criminal”“Billy Jean”“Jam”などおなじみのナンバーも改めて聴くとオリジナリティに溢れ、全く古さを感じない。後半は“Earth song”“Heal the world”など地球の環境破壊を憂いたメッセージ性の強い曲が印象に残る。歌詞に彼の繊細な優しさが溢れている。

“This is it”これが最後なんだ、、それは彼からの命がけの伝言だったのかもしれない。。

ダンスはかっこいいし良い曲ばかり…知らない方、知っている方もマイケルの真の姿が確信できるので是非観てほしい。。
特典映像も必見!