たけちゃん

マイケル・ジャクソン THIS IS ITのたけちゃんのレビュー・感想・評価

5.0
1、2、3、マイケル~!


ケニー・オルテガ監督 2009年製作
主演マイケル・ジャクソン


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、6月25日は嫁の誕生日\(^o^)/
……ではなく、大好きなマイケル・ジャクソンが亡くなった日です。来年で10年かぁ……。早い。


今でも覚えていますよ。
「This Is It」Tourを行う告知がされ、ひょっとすると日本で見られるかもしれないと楽しみにしていましたからね。あまりにも急な出来事で、ショックが大きかった。あと8日で初日だったんですよ……。残念すぎる(T_T)

80年代の僕の中では、マイケル、マドンナ、そして、プリンスが御三家のような存在で、本当に好きだったんです。



実は、この映画は劇場では観てません。
それは、敢えて見なかったんです。
僕がマイケルの死をなかなか受け入れられなかったのも、もちろんなんですが、それ以上に、これはマイケル自らが出した作品じゃない!という思いが強かった……。バカなこだわりでした。

後にソフト化されて、自宅で観ましたが、その素晴らしさに泣きました。なんで劇場で観なかったのか、後悔しましたよ(T_T)


もう、言葉がないです。
1曲目の「スタート・サムシング」が鳴って、マイケルが踊り始めた瞬間、泣きました(;_;)
観てない方、ぜひ、手に取ってね!





さて、今回は、やはり音ネタ💩ウンチクンです(^-^)
ネタバレというか、使用曲解説となります( •̀ω•́ )و✧

オープニングで使われるのは「Wanna Be Startin' Somethin' 」僕の生涯ベストの1作、マイケル6枚目のアルバムで、世界で最も売れたアルバム「Thriller」のオープニングナンバーです。「スリラー」を初めて聴いた時の高揚感ったら、他に比べるものがないなぁ。リアルタイムだったこともあり、その意味ではビートルズ以上。だから、この曲から始まる段階で、涙腺崩壊でした😭😭😭


ダンサーを選ぶ場面で流れるのが「BAD」
「スリラー」の次のアルバムということで、プレッシャーもあったと思うのに、軽々超えていきましたよね。とんねるずもパロった「BAD」のPVは社会現象にもなりました。
舞台のあの床から飛び出すやつ、パンみたいに飛び出すから「トースター」って言うんですね(^-^)


そのダンサーたちとのリハーサルで「JAM」が流れる。「JAM」はマイケル8枚目のアルバム「Dangerous」のオープニングナンバーです。この「デンジャラス」もめちゃめちゃ名盤で、いい曲が目白押しなんですよね~。捨て曲なし!というのはこのアルバムのことだと思う。


そして、「They Don't Care About Us」の映像を撮るためのリハーサル。ここもめっちゃカッコイイ。この曲はマイケルのベスト盤「HIStory」に収録されています。
「HISTORY」って、元々は「his + story」からなる語で、この「his」は「神」のことを指していますよね。だから、西洋史って「神の物語」ってことになるんだけど、それをもじった「マイケルの歴史」ってタイトルはすごいなぁと思ったものです。「HIS」をあえて大文字にしてますからね。
ダンス指導をするマイケルのキレが素晴らしい。参加するダンサーはみんなすごい上手いのに、その誰よりも上手いマイケル(当たり前か)。


次は、マイケルの歌の上手さが際立つ「Human Nature」。この曲は「スリラー」に収録されているんですが、曲を書いたのは、これも大好きなロック・グループTOTOのスティーブ・ポーカロ。TOTOIVでグラミー賞を席巻した翌年ですもんね。めっちゃTOTOっぽい。アルバムではギターのスティーヴ・ルカサーらTOTOのメンバーが演奏にも参加してました( ˘ ˘ )ウンウン


そして、キター!「Smooth Criminal」
この曲のダンスが本当に好きなんです。
PVでやってた「ゼロ・グラビティ」と呼ばれるダンスに痺れましたよね( •̀ω•́ )و✧
このライブのために「カサブランカ」のような映像を撮ってたのも楽しい😊
BDにはそのショートムービーが特典でついていますよ。


ものすごくジャジーにアレンジされた「The Way You Make Me Feel」もかっこよかったなぁ。マイケルのこだわりが垣間見える映像が残っていましたね。間の取り方とか、これはマイケルじゃないともたない( ˘ ˘ )ウンウン


そこからのジャクソン5コーナー\(^o^)/
「戻ってほしいの」「小さな経験」そして、「I'll Be There」。あ~、モータウン時代のナンバー、最高だわ!たまらんね~\(^o^)/


ここで、おそらく、マイケルのお着替えタイム、ダンサーコーナー。ダンサーも超一流ばかりで、すごいわ。


さあ、後半です。
「I Can't Stop Loving You」はアルバム「BAD」に収録されている素晴らしいデュエットナンバーです。アルバムで歌っていたのはサイーダ・ギャレットというシンガーで、その頃はシーダ・ギャレットって呼んでたなぁ。クインシー・ジョーンズの秘蔵っ子で、マイケルとは「Man In The Mirror」でもデュエットしていますね(^-^)


そして、「スリラー」です!
スリラーの映像もライブ用に撮り直してるんですもんね。すごいなぁ。でも、オリジナルには勝てない。
僕、「スリラー」のPVでマイケルの恋人役をするオーラ・レイが好きだったんですよ~(笑)
そして、この「スリラー」の曲中での語り「Darkness……」のナレーションを担当しているのは、かのヴィンセント・プライスですし、このPVの監督をしたのはジョン・ランディス、特殊メイクはリック・ベイカーですからね。そりゃ、面白いはずだ!


そして、きました「Beat It」。死ぬほど好き!
ギターソロを担当するのはエドワード・ヴァン・ヘイレン。めちゃめちゃカッコイイ。そして、やっぱりPVですよね。この曲は「ウェストサイド物語」をモチーフにして作られてます。曲のイメージともぴったりで、サイコーでした( ˘ ˘ )ウンウン
アル・ヤンコビックのパロディPV「今夜はイート・イット」を覚えている方もいるかもね(ˆωˆ )フフフ…


「Black or White」は映画のライブ映像がかっこよかったなぁ。マイケルのライブって、生バンドなんですよね。これも驚きだった。あのリズムを生演奏とは……。
「ブラック・オア・ホワイト」もPVがよかったですよね。当時人気だったマコーレ・カルキンくんが出演してました。監督はこれもジョン・ランディス。モーフィングを用いて、顔が次々と変わっていく映像が新しかった( ˘ ˘ )ウンウン


そして、マイケルが1番好きな曲だというのが「Earth Song」です。亡くなる前日、最後のリハーサルナンバーがこの曲でした!


さて、映画も終盤、ここで流れるのが「Billie Jean」。なんとカッコイイベースラインなんでしょうね。
そして、マイケルの代名詞「ムーンウォーク」が初めて披露された曲です。衝撃でしたね、ムーンウォーク!
みんな練習しました……僕も( ¯−¯ )フッ
やっぱりマイケルのムーンウォークは別格ですわ。あまりにも自然。すごいっす!
見ているダンサーたちが、ただのファンになってました。その気持ちは分かる( ˘ ˘ )ウンウン


ラストナンバーは「Man In The Mirror」
はぁ、大好き、この曲。アルバム「バッド」に収録された名曲。なんでも、人気投票では「ビリージーン」に次いで2位だそうです。納得( ˘ ˘ )ウンウン



いやぁ、マイケルのダンスはいつまでも見ていられる!
あぁ、「スリラー」のPV観よっかなぁ。


改めて観て、ほとんど完成していたツアーだったのがありありと見えるんです。あまりにも、あまりにも惜しい(T_T)
そして、ライブのあらゆる場面が、しっかりとマイケルにコントロールされていたことに驚きました!本当に完璧主義者だわ。歌、バンド、ダンス、演出、全てがマイケルの意向に沿っている。ほんと、生きて、フルでのライブが見たかった。


それでも、この映画を完成させてくれた、映像としてまとめてくれた、監督のケニー・オルテガに感謝します。
公開時に観なくて、ごめんなさいm(*_ _)m

Michael, I miss you. (  ᵒ̴̶̷̥́ _ᵒ̴̶̷̣̥̀  )